アイヌ差別発言で視聴者や関係者から批判が相次いでいる問題の渦中にあるお笑い芸人・脳みそ夫さん。
2021年3月22日には、日本テレビ小杉善信社長が定例会見の場で謝罪するにまで至りました。
ここまで大きくなった騒動ですが、改めて脳みそ夫さんが何を言って差別発言となったのかにフォーカスしてまとめてみました。
そこで、今回は
- 脳みそ夫の発言アイヌ差別で何を言った?
- 脳みそ夫の「あ、犬」発言の動画がコレ
というテーマに沿ってご紹介していきたいと思います!
それでは、早速本題に入りましょう!
【スッキリ】脳みそ夫の発言アイヌ差別で何を言った?

騒動の発端になったのは、2021年3月12日の情報番組「スッキリ」の中でアイヌ民族のドキュメンタリー番組を紹介する際に脳みそ夫が発言した言葉が差別表現を含んでいたことです。
アイヌの女性をテーマにしたドキュメンタリー番組『Future is MINE-アイヌ、私の声-』を紹介した後、『アイヌ』に謎かけをしたようなコメントをしました。
⬇️実際に発言した内容がコチラ
「この作品とかけまして動物を見つけたととく。その心は、あ、犬!」
「ワン、ワン、ワン!」
「アイヌ」と「犬」で例える内容の発言です。
この発言が、差別発言だと視聴者の中では問題視する声がネットで広がり、放送直後から波紋を呼んだようです。
脳みそ夫の「あ、犬」発言の動画がコレ
その問題の動画を探してみました!
脳みそ夫さんの「あ、犬」発言の動画がコレ
この放送を受け、放送翌日の13日、北海道アイヌ協会は「強く抗議する」とし、理事会を開くことになりました。
その時の取材で理事長の大川勝さんは
「はらわたが煮えくり返るような気持ちで残念という他ない」
と語っていて、アイヌを侮辱されたという思いで、激怒していました。
脳みそ夫さんの発言の問題に、日本テレビの社長も謝罪会見するに至りました。
脳みそ夫さんの直筆の謝罪
この差別発言の批判を受け、脳みそ夫さんはすぐに直筆謝罪をしていました。
アイヌのことをよく知らずに勉強不足によって謝った発言をしてしまったとのこと。
アイヌについて習う機会は多少あれど、詳しく知らない方も多くはないのかと思います。
しかし、アイヌの人々を長く苦しめてきた侮辱的な表現をネタとして使ってしまったことは無知では済まされないのかもしれませんね。
担当プロデューサーは事実上更送されていた
実は、この放送は生放送ではなく、事前にチェックが入っているVTRだったようです。
なぜ、生放送ではなかったのにも関わらず、こうしたネタがスルーされてオンエアされてしまったのかというのも言及されていました。
そして担当のプロデューサーはこうしたネタを放送前に考査部門へ相談することも考えたそうですが、なんと失念したまま放送されてしまったのだそうです!
現在、問題の表現が誰の発案だったのかは明かされていませんが、出演者と話し合い相談しながらいろんなコメントを考えていていくつかの案があったと明かされています。
最終的に決定したのは担当の社員プロデューサーだったようで、現在は事実上更送されたそうです。
テレビ局側の認識の甘さが大きな要因にもなったようですね。
まだまだ、終わりそうにないアイヌ差別発言問題ですが、アイヌの地元の方々は抗議や憤りだけではなく『歴史を学ぶきっかけに』と願う声も出ているそうです。
この問題をきっかけに、他人事と思わずアイヌの歴史や文化を学んでいくことが大切かもしれませんね。
まとめ
今回は、脳みそ夫の発言アイヌ差別で何を言った?「あ、犬」の動画がコレというテーマでご紹介していきました!
今回の問題は、脳みそ夫さんだけでなく、事前収録にも関わらず発言内容をスルーしたテレビ局側にも大きな要因がありました。
憤りや怒りの声が多数上がる中、アイヌの方の中にはこれを気にアイヌの歴史を知って欲しいと願っている声も上がっているようです。
単に差別発言を批判するだけではなく、これを気にアイヌの歴史や文化をしっかりと学んでいきたいですね!