2021年3月現在の全空連選手強化委員長である香川政夫さん。
元々空手家としてとても優秀だった経歴があり、空手家の師範を始め様々な空手関係の委員会に所属する空手家の第一人者でもある人物ですね。
東京五輪組手代表選手である植草歩さんの師範であることも知られています。
そんな香川政夫さんの息子もまた空手家で、才能ある選手というので親子合わせて調査してみることにしました。
そこで、今回は
- 香川政夫さんの経歴・学歴のプロフィールは?
- 香川政夫さんの息子も空手家で金メダル選手!
というテーマでお届けしていきたいと思います!
それでは、早速本題に入りましょう!
香川政夫の経歴・学歴のプロフィールは?

香川政夫の経歴
香川政夫さんは大阪府出身の空手家。
今まで数々の大会で優勝するほどの有力な選手でした。
⬇️香川政夫さんが優勝した大会がコチラ
- 第6回 関東学生空手道選手権大会 個人組手優勝
- 第1回 IBUSZワールドカップ団体形の部優勝
- 第28回 全国空手道選手権大会(日本空手協会 (JKA) )組手の部・形の部ダブル優勝
- 第3回 松濤杯世界空手道選手権大会 (JKA) 組手の部優勝

そのような輝かしい実績の持ち主で、のちに指導者へと転身。
現在では帝京大学空手道部師範・日本空手松涛連盟(JKF)の理事であり首席師範を務めています。
⬇️帝京大学空手部師範としての実績がコチラ
- 全日本大学空手道選手権大会団体に男女で複数回の連覇
- 全日本学生空手道選手権大会では個人4種目制覇(令和元年)
指導者としても実績があり、高い指導力を発揮していました。
他にも、全日本空手道連盟 (JKF) ナショナルチームのコーチ・監督・強化委員会委員長などを歴任してきた空手界の重鎮です。
空手の段位としては、全日本空手道連盟公認八段、日本空手松涛連盟九段。
また日本での指導のほかに、世界各国で空手道の指導や普及にも携わり、世界空手連盟 (WKF) 技術委員委員長も務めています。
香川政夫の学歴
香川政夫さんの通っていた大学は帝京大学でした。
現在、その母校で空手道部師範を務めているのもご縁があってのことなのでしょうね。

香川政夫の息子も空手家で金メダル選手!

香川政夫さんの息子・香川幸允(かがわ・ひでよし)さんも空手家で金メダル選手でした。
親子揃って空手家で優秀な実績を上げているのはすごいことですね。
⬇️香川幸允さんの大会実績がコチラ
- 2013年 全日本空手道選手権大会優勝
- 2014年 アジア競技大会男子組手+84 kgで銀メダルを獲得
- 2017年 世界大会男子組手+84 kgのイベントで金メダルを獲得
- 2019年 アジア競技大会空手道競技男子組手+84 kgイベントで銀メダルを獲得
香川幸允さんは空手道の日本代表選手として世界大会で金メダルも取ったメダリストでした。


実は、香川幸允さんが空手を始めたのは高校入学後の15歳とトップ選手ではかなり遅い方に当たります。
小学1年のときに自分の意思で1年ほど道場に通っていましたが、「何でこんなにしばかれるのか」とギブアップ。
当時の香川政夫さんは松濤館流の道場で師範も務めていましたが、無理に香川政夫さんを空手で育て上げようとはしなかったようです。
中学卒業までバスケットボールに親しんでいたのですが、父親である香川政夫さんが帝京大学の師範になったことがきっかけでまた空手に関わるようになりました。
政夫が帝京大の師範となり、東京・八王子にあった空手部の合宿所に家族で住み込んだからだ。母は寮母だった。
まるで相撲部屋のような環境の下、同じ屋根の下で約40人の学生に囲まれて育った。自然と仲良くなり、試合の応援にも頻繁に行った。
「涙もろい性格で負けると選手と一緒になって泣いていた」。
そこまで仲間意識が芽生えていたのだから、大会で優勝した父が学生たちに胴上げされる光景に心を動かされないはずがなかった。
「絶対にもうやらないと決めていたのに、気づいたら『空手、やろうかな』と言い出していた」
引用:日本経済新聞
帝京大学の師範となった香川政夫さんと空手部の生徒たちに影響されて、もうやらないと決めていた空手を再び始めることにしたようです。
父である香川政夫さんの勧めで強豪の学法福島高校に進学し空手を始めることになりますが、とても苦しい苦い思い出ばかりだったとのこと。
あまりに厳しい練習に同級生のうち半分は一度は逃げ出すほど。
香川幸允さんは逃げなかったそうですが、父の鬼の形相が頭に浮かんだら、踏ん張ることしかできなかったようです。
大学は帝京大学に進学し、香川政夫さんの直々の指導を受けることなりましたが、「親子だからあえて厳しくされたと思う。他の部員の10倍怒られた」と語っています。
そんな厳しい指導のもと、4年で部の主将を務め大学3年生には初めて代表チーム入りを果たしました。
年齢33歳で迎えた東京五輪は狭き門で、1階下階級の世界王者・荒賀龍太郎さんと最重量級の代表を争うことになりましたが、惜しくも代表入りを果たしたのは荒賀龍太郎さんでした。
今後の香川幸允さんの活躍として、父の香川政夫さんと同じく指導者として活動することを期待してしまいますね。
まとめ
今回は、香川政夫さんの息子も空手家で金メダル選手!経歴・学歴のプロフィールもというテーマでご紹介していきました!
香川政夫さんは空手家として数々の大会で優勝経験があり、日本だけでなく世界に空手道の指導や普及を務める空手界の重鎮という経歴の持ち主でした。
また、指導者としても全日本大学空手道選手権大会団体の個人・団体ともに制覇を成し遂げただけに高い評価を得ていたようです。
息子である香川幸允さんも世界大会で金メダルを獲得するなど優秀な選手でしたね。
香川政夫さんの空手に対する努力や精神は並々ならぬものであり、忍耐などの空手武道精神は特に強く、指導にも生かすことで高い指導力にも繋がっていたのだと思いますね。