臨床工学技士の私も意識してる患者さんとのコミュニケーションとは?

こんにちは、臨床工学技士のmochiです!

臨床工学技士を目指す学生の皆さんは、患者さんとのコミュニケーションについてどれくらい意識しているでしょうか?

新人さん
医療機器扱うのがメインだし、そんなに多くないんじゃないかな。

中には人と接することやコミュニケーションが苦手で、医療機器を扱う機器管理のイメージから、人との接触がないと思っていた方もいるでしょう。

mochi
実は、臨床工学技士はコミュニケーション能力が求められる職業です。

臨床工学技士といえば、チーム医療に関わる業種です。要にもなりうるでしょう。

仕事をする上で、他の医療スタッフとの関わりはどうしても外すことができません。

mochi
医療機器の指導をしたり、急性期や循環器での仕事は、医師や他の医療スタッフとの連携が必要不可欠です。

透析施設では更に特殊で、患者さんとは毎日接して仕事をしますし、慢性期の患者さんなの基本的には同じ患者さんたちを診ることになります

現場で感じることですが、新人の臨床工学技士は、患者さんとのコミュニケーションでつまづくことが多いです。

今回は、一番患者さんとの接する機会が多い透析施設での

  • 透析患者さんが医療スタッフに求めていること
  • 臨床工学技士に必要な患者さんとコミュニケーション能力とは?

について解説していこうと思います。

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目次

透析患者さんが医療者に求めていること

よく、毎日透析室で、透析患者さんと接することが多いのは看護師と臨床工学技士ですね。

医師とも話しますが、回診が回らず、時間を十分に取れないときも沢山あります。

臨床工学技士にくらべ、看護師は学校でも患者さんとのコミュニケーションついて多くを勉強してから就職します。

臨床工学技士は少しは勉強しますが、看護師のようなコミュニケーション技術を、そこまで多くは学習してきていません。

ただ、患者さんにとっては看護師だろうが臨床工学技士だろうが、関係ないので同じくらいのコミュニケーションをとっていかなければなりません

mochi
患者さんにとっては、看護師も臨床工学技士のどちらも身近に発言できる医療スタッフであるからです。

それでは透析患者さんが医療スタッフに求めていることとは何なのでしょうか?

まず、患者さんとのコミュニケーションを上手くするには、透析患者さんのメンタルを理解する必要がありますね。

mochi
以下の記事で、患者さんのメンタルと一緒に解説していきます。

不安を理解してほしい

患者さんから医療スタッフに求めることは、これに尽きます。

mochi
透析患者さんにはたくさんのかかえる不安があります。

例として上げると、

  • 半永久的に透析治療しなければいけないこと
  • 塩分制限や食事に気を使わなければならないこと
  • 体重管理に気をつけなければならないこと
  • 病気への不安
  • 穿刺の不安
  • 仕事を続けられるか、経済的に大丈夫かの不安

などがあります。

まず、大部分の患者さんは、腎臓の機能が悪くなり、いざ医者から「透析治療が必要です」と言われたとき初めて精神的な強い衝撃、ショックを受けます。

衝撃を受けて、抑うつ状態になりますが、透析という分からない治療に対して、説明を受けて理解をしていき、何度も何度も段階を踏んで心の整理をしていきます。

mochi
透析導入のときの精神的な負担は到底計り知れません。

透析治療始めた後も、諦めの気持ちが強くなってしまったり、不信感が強くなり、だれのことも信用できなくなってしまったり、イライラがつのったりします。

尿毒症や合併症からくる様々な不安もあり、症状が深刻であれば精神科医の受診が必要となるケースがあります。

臨床工学技士に必要なコミュニケーションのコツとは?

悩んでる人
患者さんの抱える不安やメンタルを踏まえた上で、どんな風にコミュニケーションをとればいいの?
mochi
以下の記事で、実際に私が意識してるコミュニケーションのコツを紹介します。
  1. まずは患者さんの名前と顔を覚えて、明るく挨拶する
  2. 患者さんの背景を理解する
  3. 日常的な会話を大事にする

患者さんの名前と顔を覚えて、明るく挨拶する

基本的には簡単なことで、まずは患者さんの顔と名前を覚えて明るく挨拶や会話をすることがいいですね。

mochi
名前と顔を覚えられると誰でも嬉しいものです。

病院内では、患者さんもマスクをつけていて、患者さん自体数多くいらっしゃるので、初めは名前と顔を覚えるのに苦戦するかもしれません。

mochi
100名以上いる患者さん達だと覚えるのに1ヶ月以上かかったりします。

そして挨拶は明るくしましょう。

暗い挨拶をされると、された方も嫌な気持ちになります。

患者さんが病院に来るのが億劫にならないよう、いい気持ちで治療を受けられるように院内の空気作りが大切です。

患者さんの背景を理解する

名前と顔を覚えたら、患者さんの背景を知っていきましょう

患者さんの透析導入背景がどういったものだったのか。

腎臓機能が徐々に悪化していった場合、あらかじめ透析導入の可能性ついては説明されていたでしょうから、ショックや抑うつはあれど、少しずつ心の整理をつけている方もいます。

もし、透析導入が緊急であった場合、急にカテーテルを首や足に入れられて血液浄化療法をすることになり、心の整理もままならないまま透析治療を行わなければなりません。

mochi
患者さんの理解が追いつかないまま、透析の未知の治療が始まる不安やショックは想像できません。

そういった導入背景を知ることで、患者さんの不安やストレスを理解することができます。

透析治療や病気のこと・食事のことや塩分水分管理など知らないことで不安な場合は、説明してあげることで不安が和らいでくることがあります。

mochi
不安や悩み、心配事を患者さんから聞いて理解し、寄り添ってサポートしてあげましょう。

日常的な会話を大事にする

臨床工学技士は透析患者さんとよく接しますが、その中で日常会話も信頼関係を結ぶのに役立ちます

気難しい患者さんも日常会話をしていくうちに、または疑問に思っていることを説明したり、不満に思っていることを解決してあげることで、少しずつ打ち解けてします。

信頼関係がない状態では、医療行為すらためらってしまう患者さんもいます。

痛みがでる穿刺などは特に顕著で、信頼できる人にしかさせないという人も大勢います。

透析患者さんとの信頼関係は、医療スタッフ全員が意識して作っていかなければいけません

mochi
患者さんとの日常会話を通して、好きな趣味やお孫さんの話だったり、悩み事などを知っていくと良いでしょう。

食事指導や内服指導も信頼関係がないと、まず聞き入れてもらえなかったりと、難しいところがありますね。

血液データをみて食事のアドバイスや、体重の増えをみて、水分摂取量のアドバイスや便秘がないかなどを、患者さんに話していかなければなりません。

日常会話の中でささいな体調の変化に気付けることも、内服管理の状態をさりげなく聞くこともできます。

mochi
患者さんとのコミュニケーションでは、日常会話を大事にしていきましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

臨床工学技士はチーム医療の中で他の医療職ともよく接しますし、透析患者さんとはより密接な関係を築くコミュニケーション能力が求められる職業です。

特に患者さんとのコミュニケーションは実際に携わってみないと、分からないこともあるかもしれません。

mochi
ただ、患者さんと真剣に向きあって接していく中で、コミュニケーションは自然と磨かれてくるでしょう。

患者さんの接し方に不安があったら、もし自分が、もし大切な家族が、透析患者になったらどのように感じるか、を念頭において患者さんと接するように心がけるのもいいと思います。

mochi
患者さんとの信頼関係を作って良い環境作りに励み、良質な医療を提供できるようサポートしていきましょう!
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